義母の通院に付き添う日。タクシーのなか、買い物にもテレビにも興味を失った義母との会話のテーマがなかなか見つからない。何か食べたいものはあるかと尋ねると、「おいなりさん」とめずらしく張りのある声が返ってきた。そうそう、「助六」が好きな人だっ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。