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 松本へ。当初の目的は松本クラフトフェアだったが、塩尻安曇野まで範囲を広げての旅となった。家々の庭ではヤマボウシが白い花をつけ、幼い苗が植えられたばかりの水田に青空が映り込む風景と長野中部の民芸やアート、文化、食、日本酒を満喫できたのは、松本在住歴があり歴史好き文化好きのスーパーナビ・サンちゃん、上田から駆けつけたペコちゃん、そしておケイネーネが運転役を引き受けてくれたおかげ。
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 あがたの森でのクラフトフェアはとにかくものすごい出店数。芝生でピクニックしながらゆっくりクラフト散歩を楽しむには絶好な催しだけれど、マップもない、時間も限られた初心者にはどこをどう回っていいのかやや戸惑う。そんな中でも岡山の金工作家坂野友紀さんのスプーンと、岐阜土岐市の陶芸家林友加さんの白磁の皿、「種萬 廣田本舗」の手焼き玉子せんべいを買う貪欲さが自分らしい。
 f:id:Shimabanana:20160530115132j:plain:right:w250疾風のように駆け巡りながらも、時間は濃密だった。あえてベスト3を挙げるなら、3位 松本の人気バーの一つOLD PALのマスターがイチゲンの客である私たちに、イチローモルトのカードシリーズを飲ませてくれたこと。2位 初代館長で卵殻作家の故・丸山太郎さんの大らかさ、柳宗悦への共鳴が心地よく息づく松本民芸館。1位 田植を終えたばかりの水田に囲まれた林の中にある手打ちそば「丸泉」。古い民家でいただいた十割蕎麦、瑞々しいアスパラガスの芥子マヨネーズ和え、香り高い山うどの天ぷら、お茶うけの沢庵、そして、大正時代までは造り酒屋で「太泉」という日本酒を醸していたというストーリー。
 大満足で家に戻ると、相方がビールを飲んで待っていた。彼が抱える2人の高齢者(母と94になる叔母)を訪問してかなり疲弊したらしい。それを話す相手が欲しかった模様。役に立たずに遊んでばかりのヨメで悪いな、と思いながら聞き役。遊んできた後ろめたさがあるぶん、やさしく冷静に対応できる、と自分を納得させる。いろんな不安をかかえながら、現実を直視できない自分には気づいてはいるのだけれど。

備忘録
 1日目/源智の井戸脇のげんち蕎麦→松本クラフトフェア→松本市美術館でのバーナード・リーチ展→珈琲まるも→中通りの松本民芸店 ちきりや→郷土料理・新三よしでの馬肉しゃぶしゃぶと塩イカの酢の物松本城のライトアップ→シェーカーボックスで有名な井藤昌志さんのセレクトショップ&ギャラリー「LABORATORIO」での江澤香織さんプロデュースのパーティ→オーセンティックバー「OLD PAL」
 2日目/珈琲美学アベのモーニング→屋根の上の八角形の塔が印象的な旧山辺学校→松本民芸館→旧高田家住宅→塩尻の手打ち蕎麦 丸泉→安曇野 碌山美術館穂高川堤防沿いの早春賦の歌碑→山葵畑→松本